平日の午後2時。店内にお客さんはいない。バイトの子はストレージの整理をしてくれている——。
トレカ店ではよくある光景です。そして、この時間の人件費が「売上を生まない固定費」になっていることに、多くの店主は気づいていながら、打ち手を持っていません。
この記事では、この遊休時間を売上に変える具体的な方法を、時給換算の比較と試算つきで紹介します。
平日昼の店内、スタッフは何をしているか
まず現状を数字にします。時給1,100円のバイトが、来店の少ない時間帯を1日5時間過ごすとして、月20日で11万円。この時間の業務が棚整理・検品・掃除だとすると、それらは必要な仕事ではあっても、売上を直接生む仕事ではありません。
「暇な時間があるのは仕方ない」ではなく、「暇な時間に割り当てる売上業務がない」のが本当の問題です。
空き時間にできる「売上直結」業務を時給換算で比べる
来店対応の合間にできる細切れ業務の候補を、売上への直結度で比べてみます。
| 業務 | 中断可能性 | 売上への直結度 | 備考 |
|---|---|---|---|
| SNS更新 | ○ | △(間接的) | 効果が出るまで時間がかかる |
| 店内POP・棚替え | ○ | △ | 来店者数が天井 |
| 国内フリマ出品 | ○ | ○ | 競争激しく単価が低い |
| 海外(eBay)出品 | ○ | ◎ | 単価が高く、在庫がそのまま商品になる |
海外出品が空き時間業務に向いている3つの理由
- 1件ずつ完結する——お客さんが来たら手を止めて、後で続きから再開できる
- 在庫がそのまま商品になる——新しく仕入れる必要がなく、店にあるストレージが在庫の山
- 単価が高い——同じ1出品でも、国内フリマより高値がつくカードが海外にはある(→海外で人気のポケモンカードと相場観)
「英語ができるスタッフがいない」への答え
最大の障壁だった英語は、いまは個体識別番号の入力で解決できます。番号を入れるとタイトル・商品仕様・英語表記が自動生成されるため、カード知識も英語力もないスタッフでも出品作業ができます。仕組みは「カードリスターとは」で詳しく。
バイトに任せるための仕組み化
任せ方の設計は、突き詰めれば「判断を減らす」ことです。
- 出品するカードは店主が事前に選んでトレーに入れておく(判断は店主、作業はスタッフ)
- 状態チェックは基準表で機械的に(基準表の作り方は「バイトに任せられる出品オペレーションの作り方」)
- 1日の目標件数を決める(最初は5件で十分)
1日5出品×20日の売上インパクト試算
- 1日5件 × 月20日 = 月100出品
- 平均売値$25・成約率と粗利を保守的に見ても、月10万円台の粗利上乗せが現実的なライン
月11万円の「待機人件費」が、月10万円超の粗利を生む時間に変わる。引き算ではなく足し算で、店の損益分岐が変わります。
まとめ|遊休時間は、埋蔵している売上
- 来店の少ない時間帯の人件費は、売上業務を割り当てられていないだけ
- 海外出品は「中断できる・在庫そのまま・高単価」で空き時間業務に最適
- 判断を店主に、作業をスタッフに分ければ、専門知識なしで回る
全体の手順はポケモンカードを海外(eBay)で売る完全手順へ。自店の空き時間で何ができるか相談したい方は、無料相談へどうぞ。